各保証協会(全宅と全日)の費用と手続比較
前項の保証協会への加入で、1000万円の供託をせずに宅建業の営業を開始する事業者は保証協会へ加入する必要がある旨説明致しました。
そこで、お客様から多く頂くご質問が、
全国宅地建物取引業保証協会「ハトマーク」(以下「全宅」と言います)と全日本不動産協会(不動産保証協会)「ウサギマーク」(以下「全日」と言います)のどちらが良いのか?
についてのご質問について以下両協会についてご説明致します。
以下、東京での手続を基に説明致しますので、東京以外は手続が異なる場合がありますので予めご了承下さい。
入会費用が安いのは「全日」(ウサギマーク)です
全宅の入会費用は東京でおよそ180万円程になります。
HP上では160万円程度と記載がありますが、政治連盟への加入で約20万円程必要になり、合計180万円程になります。
全日も以前は同じく180万円程だったのですが、平成23年度4月から東京での入会に関しては、入会費用が約155万円程になります。全日も政治連盟への加入が必要となりますので、下記ホームページ記載の入会費に別途112,800円程を加算した金額が入会費となります。
因みにどちらの協会に加入してもレインズは使用出来ますし、サービスの違いはそれ程異なりませんので、どちらにご加入頂いても特に問題ありません。
免許取得から営業開始までの手続が早いのは「全宅」(ハトマーク)です
東京での宅建免許申請の流れとしましては、都庁へ免許申請し、書類が受理されたその日から両協会への加入申請が可能となります。
従って、都庁へ免許申請する前から加入を検討している協会の申請書類を作成しておけば、都庁へ申請した帰りにそのまま入会申請することが可能です。
※地方では県庁からの免許通知が来てからでないと申請を受け付けてくれない協会もありますので、事前にご確認下さい。
全日は支部など関係なく、東京での加入申請は全日ホームページより入会申請書類の取り寄せを行うことが出来ます。
全宅は全宅のホームページより書式をダウンロードすることが出来ますが、全ての申請書類がダウンロード出来る訳ではありませんので、入会を検討している支部から書類を取り寄せる必要があります。但し、支部によっては電話での取り寄せに応じてくれない支部もあり、その場合は一度支部に足を運んで直接書類を頂いて来なければなりません。
協会加入申請を行った後の流れですが、いずれの協会も都庁からの免許通知があるまでに事務所の調査を行います。事務所の調査には代表取締役と専任の取引主任者の立会いが必要になります。
事務所調査が終わった後は、都庁からの免許通知があるまでの間はどちらの協会も特に変わりはありません。
都庁から免許通知があった後に関しては、全宅は通知ハガキを転送若しくは持参して、後は免許証の交付を待つのみとなりますが、全日は入会説明会に代表取締役と専任の取引主任者が出席しなくてはなりません。また、入会説明会は毎日行われている訳ではなく、一定の時期に他の業者とまとめて行われます。
全宅は毎週金曜日を締め日とし、翌週月曜日に免許証の交付を行っておりますので、都庁からの免許通知が週の初めに届いた場合は(都庁は免許通知を毎週金曜日に発送しておりますので土曜日若しくは翌週月曜日に届くことが多いです)、その週の水曜日から木曜日までに支部に届け出れば、翌週月曜日から営業開始可能です。
全日の場合は、都庁からの免許通知が早く届いたとしても、月に約2回程しかない説明会に参加する必要がありますので、説明会の日程次第で免許証交付が早くも遅くもなります。
従って、入会説明会がある分だけ、全日の方が営業開始までのスケジュールが全宅よりも1,2週間程遅くなります。
全日と全宅のどちらが良い?
以上を比較検討しますと、キャンペーンをやっている期間中は全日の方が費用の面でお得と言えますが、営業開始スケジュールは全宅より1,2週間程遅くなります。
1日でも早く営業を開始したいという方は、費用は高くつきますが全宅の方が早く営業開始可能です。
特に急いではいないため、少しでも費用を安く抑えたいという方は全日の方が約25万円安く開業できます。
代表行政書士・個人情報保護士 山下 剛芳
東京都三鷹市中原1-29-17
TEL/FAX : 03-6666-1855
E-mail :
事務所総合サイト : http://www.usolution.jp/